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私と軽井沢との出会いは、学生時代に遡る。大学のセミナーハウスが追分にあり、ゼミの合宿で軽井沢を訪れた私は、セミナーハウスで眼前に迫る雄大な浅間山に感動し、軽井沢に特別な思い入れを抱くようになった。その後、自らの結婚式も石の教会内村鑑三記念堂で行い、軽井沢への移住の下準備を着々と進めていた。平成12年12月に横浜から移住してきてから、丁度1年半が経ったが、いま改めて軽井沢への移住という選択が間違いではなかったことを感じる今日この頃である。
軽井沢での生活に私が最も求めていたのは、自然の中での生活と都会での生活に遜色ない利便性。小学生の頃に、2年間だけだが北海道の富良野市で過ごしたことのある私は、自然、とりわけ山に囲まれた生活というものの良さを十分実感している。自分の子供にも同じ体験をさせてあげたい、自然から得られる恩恵を十分に感じてもらいたい、との思いを常に抱いていた。そして、私たち夫婦はスキー、とりわけアルペンスキーを趣味としており、信州の素晴らしさを身をもって実感してきた。一方で、東京出身の私たち夫婦が、日常生活における利便牲を求めるのは自然の理である。軽井沢は、自然生活と都会生活といった、一見すると相反するような両方の面を持ち合わせた素晴らしい場所である。
このような場所は、日本では、軽井沢をおいて他にはないであろう。 浅間山を眼前に見渡せる自宅の庭には、雪が溶け、春になるとフキノトウが顔を出して、びっくり。初夏の朝は鳥のさえずりが日を覚ましてくれる。ときたま自宅庭には野生のキジが現われ、これまたびっくり。そして、夏は、自宅玄関の外灯にノコギリクワガタが吸い寄せられ、子供がびっくり。ひと夏に4回も花火大会が見られるのも、これまたすごいことである。賑やかな夏が去り、秋になると、庭で、今ブームのダッチオーヴン料理.空気の澄みきったなかでのアウトドア料理は最高である。紅葉の中、離山にトレッキングに行ったり、小瀬林道をマウンテンバイクで駆け抜ける。離山でのトレッキングでは、なぜか必ず、ニホンカモシカが我々を迎えてくれる。そして、私が軽井沢で最も好きな季節はやはり冬である。朝、ぴーんとはりつめた空気と静寂の中で、愛車スバルレガシィが小気味よくエンジン音を刻む。さあ、今日も新幹線でたくさん寝るぞ!雪を抱いた浅間山を背にしながら、静まり返った町の甲を軽井沢釈に向かう。ちょっと、いい気分になる。雪がたくさん降れば、自宅周辺がクロスカントリースキーのコースになる。子供は、「おぎわらけんじだ!」とパパと張り合う。うーん、軽井沢最高。
近藤直樹、東京都大田区出身、いま少しずつ信州の人間になりつつある。
(リゾートレター2002年春号「SOBOのすすめ」より抜粋) |
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近藤直樹氏
平成12年冬、家族と共に移住、念願の軽井沢生活をスタートさせる。毎日、首都圏に長野新幹線で通勤をする。 |
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